本年度の行政書士試験が終わり1週間が過ぎました。今回私の所で8名の個別対策受験生が勉強をしました。その方々と、来年行政書士試験を受けようかと思っている方に向けて本年度の試験の講評をしたいと思います。

全体

法令は

基礎法学、憲法、民法が難しかったのではないのでしょうか。行政法、商法はやや難と言った所でしょう。

これはなぜこうなったのかと言うと、実は去年一般知識がかなり難しかったんですね。それによって、本年度は一般知識がかなり簡単になったということが背景にあります。

今年受験された方にお話を聞くと、10問から14問の間取れたという方々がごろごろいました。通常だったらあり得ないです。

一般知識というほぼ無勉でも可能なジャンルで1問4点で10問も取れてしまうと、一般知識だけで10問取れた場合、40点もあります。12問取れた場合は48点になります。

合格ラインは180点です。こうなると法律以外で点数を取った人が受かってしまう。そこで法令を難しくしたのだと思います。

しかし、難しいといっても民法は確かに考えさせられる問題が多かったですが、後は過去問から大きなズレはなかったので概ね例年通りと思います。

行政法については19問出ますので、ここで点数を稼ごうと考えるのは通常です。ですので、本気で試験合格を考える方は、当然ここをしっかり勉強して来る訳です。

にも関わらず、そういった方々でさえ15問程度が限度、場合によってはそれ以下の点数になった方もいました。行政法は概ね出題パターンはやはり条文の文言を覚えておくということに変わりはありませんでした。ただ、細かい条文が多かったように思います。これにより模試である程度点数が取れていた方でも本試験で点数が伸びなかったという現象が起きたということです。

そうかといって、憲法、基礎法学はかなり難しかったと思いました。大学、大学院などに行って、しっかり法律の勉強をしたような方ならわかったでしょうという問題の印象でした。

憲法判例は判例そのものはある程度勉強した方なら知っているものでしたが、言い回しの微妙な所が誤りだったりしたため難しく感じたという方が多かったように思います。

このような細かい言い回しに対する対策としては、全体の選択肢をみて確実に正誤判断できるものから判断することが重要です。一つ一つは判断しかねるので無理に正誤判断してはいけません。

続く

西本